「快癒力 そのイメージを変えれば健康になれる」 篠原佳年著 ”リウマチを治す3つの方法”
著者は膠原病(リウマチもその一つ)の専門医として、多くのリウマチの患者さんが遠くからも来られています。
「病気を気にしない、健康を気にしない」。これが人生を楽しく生きるコツです。
リウマチの患者さんがしばらく来られなかった。リウマチの症状がかなり良くなっていました。
来られなかった理由は、患者さんのご主人が病気で倒れつきっきりで看病されていたそうです。
ご主人の病気のために自分の病気を忘れてしまったから、快方に向かったのです。
孫が生まれたため、うれしくて、その世話に夢中になって病院へ来るのを忘れた人もいます。
そういう人は、たいてい私がびっくりするほどよくなっているのです。
気には一つ、不思議としかいいようのない特殊な性質があります。
それは「自分のためだけに使うと一方的に低下ししていき、人のために使うと無限大になる」ということです。
私の経験によれば難病が治るケースは次の三つしかありません。
第一に「病気をあきらめた人」、
第二に「病気を忘れた人」、
第三に「人のために尽くした人」です。
「病気のの原因は過去にあり、いまを変えれば過去も病気も変わる」
どうやって過去を変えるかは、意識を変えるのです。そうすれば過去も変わります。
「病気とは生命エネルギー、すなわち気をいうものが形を変えてつくり出した心の影」
「私たちは病気を通して生や健康を学んでいる」
「病気は熱きメッセージである」との病気感がサイババに会いに行った経験が一つのきっかけになっています。
病気になることは、過去のその人の生き方への警報でもあります。
「あなたのこれまでの生き方は問題です」と教えてくれている、その欠点に気がついて修正するば、健康で長寿が保てる。
結局「意識を変える」ということにつきる。
これが私が長い間病気とつきあい、また病気治しの遍歴をして得られた結論です。
感想;
心身一如と言う言葉があります。心と身体は総合に関係していて一つだということです。
心(考え方)によって身体も影響を受けます。
楽しい気持ちだと幸せホルモンが出ていて、それが身体にも良い影響を与えています。
身体を壊すと心にも影響してきます。病気によるうつ症状などもその一つです。
膠原病は免疫に関係する病気なので、気の持ち方でかなり免疫系に影響を与えるのでしょう。
著者の診ているリウマチの患者さんでがんになった人は1〜2例ほどでがんになり難いと感じられているそうです。
ネットでリウマチとがんの関係を調べたら、関節リウマチの患者さんは、
関節リウマチでない患者さんのがんになるのを1.0とすると、
リウマチの患者さんは0.6(10人がんになってもリウマチの患者さんは6人しかがんにならない)と出ていました。
「情けは人の為ならず」(情けを人にかけるのは周り回って自分の為になる)
「亡己利他」(自分を忘れ、他の人のために行動する)
ロゴセラピーでは眼差しを自分に向けるのではなく、外(誰かのために何かのために)に向けることだと教えてくれています。
自分に向けていると苦しさはなくならないのですが、眼差しが外に向くことにより自分の苦しみが和らぐと言います。
まさにブーメラン効果です。外に放ったブーメラン(情け)が自分に戻って来ます。