「進みながら強くなる −欲望道徳論」 鹿島茂著 ”無為な時間は人に苦痛を与える”

進みながらエネルギーを補給する秘訣
・来た注文は無差別に引き受けよ
・リクエストを違うことをして、注文主を満足させる方法
  何かに人気が出ると、同じもののリクエストが来る。いずれそれは飽きられてしまう。
  そのために少しずつ変えて広げて行くと新しい機会も増えていく。
・専門外の注文は力をつけるチャンス
 ・読書こそ「進みながら強くなる」ための王道である。

考える方法には4つの原則(デカルト)がある。
1)すべてを疑おう
2)分けて考えよう
3)単純でわかりやすいものから取り掛かろう
4)可能性をすべて列挙・網羅しよう

パスカルは何もしない無為な時間ほど人に苦痛を与えるものはないと言っている。
「人間にとって、完全な休息の中にいながら、情念もなく、仕事もなく、気晴らしもなく、
神経を集中させることもない状態ほど耐え難いことはない。
そのような状態にあると、人は虚無を感じ、自分が見捨てられ、不十分で、
他に従属しており、無力で、空っぽであることを自覚してしまう、
そして、たちまちにして、魂の奥底から、倦怠が、暗黒が、悲しみが、怨恨が、絶望が湧きでてくるのである」

「気晴らしというものがなければ、わたしたちは倦怠に陥るだろが、その倦怠はわたしたちをして、
そこから抜け出す最も確かな方法を模索させるはずだからである」

感想;
60歳で退職しました。これまで学んだことを他の会社に方に伝えたいと思い、HPを立ち上げ、これまでの経験値を少しずつUPして来ました。
それを見て、セミナー会社からセミナー講師依頼が来るようになりました。
依頼は、自分が十分知っている以外の内容もありました。引き受けるかどうか迷いました。
・ダメならきっともう依頼は来ないだろう。
・自分で限界を設けなくてもよい。
・受けてやってみよう。
との考えで引き受けてやって来ました。
セミナー講師を引き受けて1年半になりますが、お蔭さまで引き続き依頼が来ています。
依頼を受けなければ、今はなかったなと思っています。


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