「なぜ、健康な人は『運動』をしないのか?」 青柳幸利著 "8,000歩/中程度の運動20分が健康維持に効果的”
5,000人の町民が10年以上も健康状態を維持。中之条の奇跡とよばれた「メッツ健康法」で一生ものの手に入れましょう。
Yさん;定年退職した夫と健康維持のために始めたジョギングにハマリ、フルマラソンに出場するほどの実力に
Zさん;料理とウインドー・ショッピングが趣味スーパーをいくつもハシゴし、食材の吟味に1時間はかける。
Yさんはあるひ突然脳梗塞になってしまったのですZさんは運動という運動はしていないにもかかわらず、血圧も血糖値も健康そのものです。
Yさんは自分の年齢に対して、運動強度が高すぎたのです。
・いくら歩いても健康にはならない。歩けば歩くほど健康になるは大間違い。
・健康になりたければ、今すぐ筋トレはやめなさい。
特別な運動やスポーツの習慣がなくても、一定時間、中程度で体を動かしている人は、健康を維持し、病気になりにくい。
運動の強さをあらわす「メッツ」。
メッツ(METs)は、体を安静にしているときを基準にして、体を動かしたときにどの程度エネルギーを消費するかを見る単位です。
安静時の2倍のエネルギーを消費する身体活動を2メッツ。
低強度(1〜3メッツ未満)、中強度(3〜6メッツ未満)、高強度(6メッツ以上)
・体によい運動は年齢によってまったく違う!
中程度;60代以上(3.0〜4.9メッツ)、40〜50代(4.0〜5.9メッツ)、20〜30代(5.0〜6.9メッツ)
3.8メッツ;やや速歩き(94m/分)
5.0メッツ;かなりのは速歩き(107m/分)
うつ病を予防する
中之条研究によると「1日4,000〜5,000歩/中強度の活動5〜7.5分」
以上の活動をしていた人の中に、うつ病の症状が見られる人はほとんどいませんでした。
一方、調査対象者の4.3%にうつ病の症状が見られ、そのうちほぼ全員が「1日4,000歩/中強度の活動5分」
未満の活動しかしていないという結果が出ています。