心を幸せにする些細な行為 マザー・テレサの言葉

大宮駅の改札を出たら、白杖を突いた方が自動改札口のすぐ側を横切って歩いていました。
目の不自由な方が通常歩いている通路とは違っていました。
通常は点字ブロックの上か近辺を歩かれています。
前に視覚障がい者の方に朗読ボランティアをやっていたこともあり、
視覚障がい者の方と一緒に行動したり旅行したことがありました。
そこでいろいろ話を聞いたり、ガイドヘルプをしたり、ガイドヘルプ時の注意事項を教えて貰ったりしました。
一緒にお風呂に入ってガイドヘルプもしました。

視覚障がい者の方から、阪神淡路大震災の時に声をかけてくる人や手を引っ張る方が増えたと聞きました。
声かけはよいのですが、突然手を引っ張られると怖いとのことでした。
白杖を突く右手が目に相当するので、右手を引っ張られると特に怖いとのことでした。
よいヘルプは声をかけて、何かヘルプが必要か尋ねて貰うことだと言われました。

それ以降、白杖を突いている方を見かけると、暫く様子をうかがうことにしています。
道を逸しておられるのかそれともわかって歩いておられるのかを見るようにしています。
前に池袋駅の改札出たら、白杖の杖を突いてちょっとウロウロされている女性の方を見かけました。
きっと道を逸しておられると思い声をかけました。やはりそうで東武デパートの受付案内まで行きたいとのことでした。
そこで彼女の左側に周り右腕を貸しました。白杖とは逆の手でガイドヘルパーの右腕を掴みます。
東武デパートの受付まで案内しました。デパートでは視覚障がい者のために買物案内サービスがあります。

大宮駅の改札を白杖を突いて横切っている方に声をかけました。東武野田線に乗りたいとのことでした。
案内しましょうかと声をかけるとお願いしますとのことで200mくらいガイドヘルプをしました。
段差がある時には手前で段差があることを伝えました。手前の階段を使うか奥の階段を使うか尋ねました。
エスカレーターに乗る手前で少し立ち止まりエスカレーター乗りますよと伝えました。改札口まで案内しました。
時間にして5分くらいでしょうか。案内したことでささやかな心の満足を頂きました。
きっと、それは私の身体に幸せホルモンが分泌されたのでしょう。

瀬戸内寂聴さんが、「本当の幸せを味わいたいなら、
”亡己利他”(もうこりた;己を亡くし、他を利する)の実践です」と言われています。
喜んで貰えることが、幸せな気分になるのだと思います。

ガイドヘルプの経験があるからできるのだと思います。先日も白杖を突いた方が電車に乗って来られました。
目が見えないと席が空いていてもわからない、
そんな時、「席が空いていますがどうされますか?」と声をかけて貰えるとありがいたと聞いていました。
尋ねると席に座りますと言われたので、席まで案内しました。

「世界を変えよ」 グループ;ハート to ハート

時の流れは変えられないし 誰にも季節は変えられない
だけど誰かの心を変えれば そこから世界は変わっていく
あなたから家族友達 少しずつ変えよう世界を
あなたにも世界を変えることができる さあ始めよう

川の流れや雨は止められない 太陽の光も消せないけれど
微笑むことはあなたにもできる 小さな愛から世界は変わる
あなたから家族友達 少しずつ変えよう世界を
あなたにも世界を変えることができる さあ始めよう

マザー・テレサの言葉

私たちには大きなことはできません。
ただ、小さなことを大きな愛を持ってするだけです。

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