ペイ・フォワード 受けた幸せを周りの人に返す
映画:トレバー少年が、学校の先生から
「世界を変えようとしたら何をするか」という課題をだされ思いついた方法です。
親切にされたら、その人に返す(ペイ・バック)のではなく、他の人に自分の受けた親切を返す。
3人に親切にしていくと、ドンドン広がって行きます。少年は突然の暴力の刃に倒れてしまいました。
その考えは多くの人に伝わって行きます。
この話は本「一億総自己ベストの時代 人生の仕事の見つけ方」高橋佳子著に紹介されていました。
昔、”不幸(幸福)なはがき”がありました。5人にはがきを出さないとあなたは不幸になります。
5人に同じ内容を書いて出すと幸せになるというものでした。多くの人が不安を感じではがきを出しました。
どんどん増えました。広がるのが親切だとどんどん親切が広がって行きます。
『ペイ・フォワード』可能性の王国 原題『Pay it Forward』2000年度作品
http://www.awaji-net.com/pay-forward/
システムとしては、非常に単純明解なものです。
つまり、人は他人から厚意を受けた場合、その相手にお返しをしようとしますね。
そうすると、その厚意は当事者間のみで完結して終わってしまいます。
しかし、この“厚意”を受けた相手に返すのではなくて、次の人に別な形で『渡して』みたら、どうなるでしょう?。
それを、1人の人が別の新たな3人に『渡して』いったとしたら・・・
私は米国にいる時に、リテラシー(Literacy)・ボランティアを受けました。米国には海外から多くの人が米国に来ています。
英語ができない、十分でない人も多いです。その人のために英語を教えるボランティアです。地域の図書館で申し込みます。
おじいさん(GEを退職された方)が毎週家まで来て2〜3時間英語を教えてくれました。
英語を教えるというより、いろいろな話をしました。こちらから教えて貰うことも多かったです。
米国の生活についても多くのことを教えて貰いました。芝刈り機の中古を一緒に買いに行って貰いもしました。
おじいさんは退職後、キャンピングカーで米国内やカナダ、メキシコにも旅行されたので、そのスライドも見せて貰いました。
帰国後、いつかおじいさんを日本に招待したいと思っていました。
ところが、帰国後1年半ほどでおじいさんは突然亡くなりました。おじいさんにお礼することができませんでした。
箱根に行った時の寄木細工の秘密箱を送ったのをとても喜んでくれました。
おじいさんから受けた気持ちに応えるために、ボランティア活動を始めました。
目の不自由な方に対面朗読、留学生に日本語を教えるボランティアを始めました。
おじいさんには返せませんでしたが、おじいさんへの感謝の気持ちは持ち続けたいと思います。
おじいさんの気持ちが私に伝わり、私から他の人に繋がることを願ってます。