動物 ”なまけもの” から学ぶ
竹内久美子さんの本を読み漁っています。動物の行動学などをエッセイにされている方です。
その中に、”なまけもの”のことが書かれていました。
木の上でずっと寝ているように見えるので、”なまけもの” の名前がついています。
1日18時間寝るそうです。
糞尿の排泄は1回/週。
寿命は28〜30年。
体温を外気に合わせる。
寝ているのはエネルギーの消耗をできるだけ少なくするためで、
何もしないことが”なまけもの”にとっては、一生懸命に生きていることだそうです。
実は、"なまけもの”は怠け者ではなく、スローライフの成功した動物なのかもしれません。
第三者が見ると怠け者に見えても、それぞれに理由があるのかもしれません。
うつ病の辛さは、周りに理解されないことも一つです。
怠けているように周りの人には写るようです。
本人はそれが精一杯の状態です。
うつ病の方に”頑張れ”は禁句と言います。
それは、その人にとっては、それが精一杯で、これ以上頑張ることが出来ない状態です。
相手を理解する。そのためには相手を先ずは知ることから始まるかと思います。