本の紹介&感想
「あなただけの咲き方で」 八千草薫著 ”ちょっとだけ無理をする”
最近心がけていること。
ちょっとだけ無理すること。まったく無理しない生活では、ただ無為にときを過ごしているだけなのではないかと思うからです。
だから何に対しても“ちょっとだけ”無理をして生きていこうと思っています。
同時に、あれこれと先のことを心配したり、行く末を案じたりしても先のことは分からないな、とも考えるようになりました。
歳を重ねることに、焦りもしなければ、諦めもしない。それよりも一日をきちんと生きようとすることが大切なのではないでしょうか。
だから、今日一日をなんとなく一生懸命やったな、と思うことができれば、おsれでいいんじゃないかと思うのです。
言葉に心を込める
人前で話す時に、こんなこともあんなことも話したいと考えて本番に臨むのですが、そんなときに限って、
当日になると考えていたことがつまらないんじゃないかと、自分の中で飽きてしまうのです。
そうなったらドキドキして、本番で何を話せばいいのか分からなくなってしまう・・・なんてことも。
公開された映画『くじけないで』の宣伝キャンペーン中にもそんなことがたびたびありました。
その都度同じことばかり話すよりも少し違うことを話したほうがいいんじゃないかと試してみるのですが、かえって上手くいかないことがあったのです。
そんなことを繰り返すうちに、何か気の利いたことを話すよりも、そのときに感じている正直な気持ちを話せがいいのでhなないかと思うようになりました。
口先だけでなく、心から発した言葉であれば、たとえ上手く話せなくても、つまらなくても、聞いてくださっている方の心に届くのではないかと。
年齢を理由に諦めない
庭にビオトープ(自然に生態系が育つ状況)を造ろうと思ったが、地道に自然を造っていくので時間がかかるので、随分長い間悩みました。
そのことを友達に話したら「やるべきよ。やらないよりずっといいじゃない」と強く後押ししてくれました。
今はめだかや蛙、虫たちが集まってくるのを眺めていると、童心に返ったようなわくわくする気持ちを味わうことができて、
今ではあのときの決心が間違っていなかったのだと実感しています。
考えてみれば、どんな年齢の方でも、先のことはわかりません、何かを始めても、もしかしたら志半ばで、終えてしまうこともあるでしょう。
でも、だからといって臆してしまい、そこで諦めてしまえば、人の可能性はそこで止まってしまいます。
たとえ最後までできなくても、その過程で得られる喜びを噛み締めながら、新しいkとへの挑戦を楽しみたいと思っています。
感動は自分から見つけに行くもの
明日のことを考えて、億劫になったり、躊躇したり・・・。
きっと、誰にでもあることですよね。でも、ちょっとだけ無理をして重い腰を上げてみる。
そんな心がけで、いくつになっても、心が震えるような新たな感動を見つけられるのではないでしょうか。
馬馬虎虎(まあまあふうふう)
いい意味でいい加減に。肩に力を入れすぎず、ちょうどいい具合に力を抜くとういうニュアンスでしょうか。
今の緊張する場面に直面すると、呪文のように念じています。
私のすきな八木重吉さんの詩に「花はなぜ美しいか ひとすじの気持ちで咲いているからだ」の一節があります。
この詩のように、これからの一日一日も、私だけの咲き方で清々しく生きていけたらと思っています。
感想;
八千草薫さんはとても自然に生きられているように思いました。
その中で、ちょっと無理をし自分の伸びしろを広げて行かれています。
このちょっと無理がとても大切だと教えていただきました。