本の紹介&感想

「柴田和子終わりなきセールス」 柴田和子著 "人生最後のラブレター”

1992年「柴田和子 正々堂々のセールス」(出版してすぐに10万部)後、21年振りに2冊目の本を出した。
第一生命の保険株式会社名誉調査役、MDRT(世界百万ドル円卓会議)会員。
1998年には保有契約件数21,356件、保有保険金額2,005億を記録、2008年には30年連続日本一を達成。

セールスの王道は紹介にあり/紹介を頼む努力が新の人脈を広げる
・自動車メーカーのKさん、大手電機メーカーのMさん、Wさん、総合重機メーカーのIさん。この4人は実力者でした。
 紹介により人脈を広げて行き、この4人の人脈による契約金額は数百億になった。
・ツテがないと言っている人は、今出入りしている人に「ご紹介いただけませんか」と言ってみるべき。
・相手が魅力ある人かどうかを見極める。自分にとって魅力ある人は他の人にも魅力がある。
 偉い人が人脈を握っているのではなく、魅力ある人の人脈が大きかった。

「人生最後のラブレター」を保険証券に添えて
「僕はあなたのことを愛している」とか、「子供のことを大事にしている」、「家族を大事にしている」と、
いくら言っていても、人間は何があるかわからない。
その時に、生命保険があれば、「ああ、私たちのことを考えてくれていたんだ、本当にうれしいわ。
ありがたい、助かった。これで生活していける」と思って貰える。言葉だけでなく、行動で示す。このことをお客様に伝えている。

人を育てる一番のコツ
・人を育てる一番のコツは関心を持ってあげること。人を一番へこませるのは無関心。
 ちょっとしたことでも大声で誉め、叱る時も徹底的に叱った。ただし、叱るときはには相手をよく見て選んでいた。
 叩かれてもめげないタイプの人を大声で怒るようにしていた。大勢の前で全員に理解できることを、めげないタイプを代表者にして怒った。

・「あなたは仕事ができてもいないのに、人の悪口を言いつけに来る時間はあるんだね。
 そんな変な時間を使う人は大嫌いだ。以後、二度と来ないで。
 そんなことをするよりも、一件でも契約をいただいてきてくれたほうが私はあなたを好きになる。
 契約もいただかずにお客様の悪口、仲間の悪口を言う人は好きになれない直して! 直さないのだったら、私の前に現れないで!」

感想
生命保険を売ると言うより、生命保険の目的を理解して貰うことを売っているように思いました。
それと、紹介が販売に大きなウエィトを占めていることがわかりました。

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