「天才とは努力を続けられる人のことでありそれには方法論がある」 山口真由著
天才とは努力を続けられる人のことでありそれには方法論がある 山口真由著
東大3年の時に司法試験合格、4年の時に国家公務員上級合格、東大法学部首席卒業。全科目「優」。
これだけを聞くと素晴らしい才能に恵まれていると思いますが、そのための努力を続けている人です。
司法試験の口述試験前は2週間は、睡眠時間3時間、食事の時間は20分×3回、お風呂の時間20分、
母と10分/1日電話で話、残りの10時間30分を全て勉強につぎ込んだそうです。
司法試験に受かる為に、友達からの誘いをほとんど断ったそうです。
3回誘われたら参加するとのルールを決めて参加しました。これにより参加することが大幅に減りました。
東大には「優」1/3ルール(受講者の1/3は優を付ける)があり、トップになるのではなく、1/3に入ることを目標にしたそうです。
正しい努力のための方法論 9
・東大ですら努力が不必要な天才はいない
・不得意分野の努力は止めるべき(得意分野を伸ばす)
・ちょっとずつ努力を積み重ねることで道は開ける
・4分野「読む」 「聞く」 「書く」 「話す」の内、得意な分野を伸ばす。
著者は「読む」のが得意だった。早く読め、記憶できたそうです。
・努力の対象に勉強を選ぶのは合理的
スポーツや芸術の分野で生きて行くのはごくごく一部だが、勉強の努力はそれがゼロになることはなく、努力の積み重ねに応じて道が開いている。
・完璧主義は自分を苦しめることがある
・人生を成功に導くには上位1/3を目指すべし
努力を始めるための方法論 11
・ひとつの大きな成功よりたくさんの小さな成功
・毎日に小テストを仕掛けよう(自分の成長がわかるように)
・読書は1回精読するより7回素通しで読むべし
・「できない」と感じる新しい環境に飛び込もう!
・読書は理解するよりページをめくるのが重要
・楽なもの8割、努力が必要なもの2割が黄金比
・努力を注ぎ込む優先順位を決めておく
努力を続けるための方法論 8
・努力は継続させなければ意味がない
・外圧をうまく取り入れてスケジュール管理を(自分の計画を公開する)
・自分との戦いよりライバルとの戦いを
・努力の対象はひとつに絞る
・陰の努力より、陽の当たる努力を(同じ努力するなら評価される努力を)
・努力するのは客観的評価があるものを(どこまで成長したかがわかる)
努力を完遂するための方法論 9
・とりあえず早起きする(タイムリミットのある朝に努力する)
・「勝負スポット」を複数作る(場所が変わると気持ちも変わる)
・挑戦することから逃げない(失敗しても次の機会に備えて努力すること)
・思い描くべき「理想像」は明日の自分
・目が疲れてきたら、今度は耳を使う作業を
・ひとつを使い続けて、減らし続け、努力の「見える化」を図る
・毎晩1分間同じことをやる
ご両親は医者、妹も医者の家庭で、家庭≧仕事≧彼の順番で家庭を大切にしているとのことです。
小さい時に絵本をお母さんにたくさん、何度も読んでもらい、 妹に絵本のお話をする時、
絵が出て来るまで本を逆さまにして読んでいたとのエピソードが残っています。お話を覚えていたのでしょう。
諸葛孔明が子孫に残した言葉に、「学ぶことによって才能は開花する」があります。
山口真由さんはまさに学ぶことを努力をいっぱいされて今があるのだと思いました。