「USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか−V字回復をもたらしたヒットの法則−」 森岡毅著
USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか−V字回復をもたらしたヒットの法則− 森岡毅著
2009年は約750万人の時に、USJの立て直しに2010年入社した。
2010年/750万人、2011年/880万人、2013年/1050万人
お金がない中でどのように集客を集めるか。
スパイダースマンのイノベーション、
子ども連れを増やす。小さな子どもが楽しめる施設やイベント増やす。
震災後、入場者が減り、少しでも日本を元気にするために大人1人に付き、
子ども1人無料を大阪市長に話して、市長からもPRして貰った。
映画だけの施設とイベントを映画も楽しめる大型アトラクション施設にし、幅広い集客ができるようにした。
お金がなくても楽しめる企画をとことん追求した。
巨大イルミネーションクリスマスツリー。ハッピーサプライズとして通りで突然アーティストが演奏を始めるとか。
ワンピースをもっとPRして楽しめるようにとか。ゾンビに遭遇する機会を増やして入場者にサプライズを提供。
モンスターハンターのカプコンと共同でモンスターハンターのリアルな実現とか。
東にTDLがある。関西の人がTDLに行くには交通費3万円の壁がある。
その3万円を払ってまでTDLに行きたいと思う気持ちを少しでもUSJに行きたいと思わせるような施設とイベントを工夫して行った。
新しいことをやろうとすると大きな反対がある。ジェットコースターを逆に走らせるアイディアは現場の技術者の大反対にあった。
根気よく説得して安全面を確認して貰ったら問題ないことがわかった。SMAPとのコラボもありこれは大人気になった。
答えは現場にある。現場を知ることである。「困ったら答えは現場にある」と現場を回ることである。
イノベーションを継続して出して行くためには
1.フレームワーク
フレームワーク(何を考えればよいか)でポイントを絞る
・戦略的フレームワーク
考えるべきアイデアの必要条件を書きだす
・数学的フレームワーク
ロジカルに頭を使うことで正解に辿り着く確率を高める。
・マーケッティングフレームワーク
2.リアプライ
他のところから真似る。真似るとはそっくり導入するのではなく、その考え方を自分のところに適応させる。
3.ストック
普段から関心を持って情報を集めておく。チームとしてストックしておくことが重要。
4.コミットメント
どれだけ必死に考えるか、取り組むことができるか。
ハリー・ポッターの施設は450億の投資。年間売上800億円では過剰投資との反対意見も強かった。
ハリー・ポッターの映画8作を日本では7,800万人が見た。
本では歴代ベストセラートップ10の内、ハリー・ポッターが4冊入っている。
いかに潜在的なファンが多いかがわかる。ハリー・ポッターほど大きなブランドは今後10年、20年では出てこない。
感想;
必死に考える。その企画を念入りに計画する。リスクを恐れずにチャレンジする。
能力とはそれにどれだけかけることができるの気持ちなのだと思いました。