本の紹介&感想

「最強トヨタの7つの習慣] 若松義人著

「最強トヨタの7つの習慣」 若松義人著
1.ケタちがいの発想から入る
1割削減ではなく、ゼロを1つ取ることでムダを見つける
2.わが社を主語にしない
プロの目ではなく、お客の目でモノをつくる
3.なぜを5回繰り返す
原因でなく、真因まで改善する
4.成功体験をリセットする
他人の成功より、自分の失敗から知恵を出す
5.成功より成長をめざす
人を変えるより、システムを変えることで人をつくる
6.忙しさを恥じる
動きの速さより、着手の早さで競争力をつける 
7.みんなの力を心から信じる
非凡な一人でなく、平凡な100人で堅実経営を実現する

クレームを生かすポイント3つ

1.お客様がの声に真摯に耳を傾ける
2.お客様が感じた不満や不便をきちんと吸い上げる
3.吸い上げた不満や不便をきちんと商品開発に生かす「改善力」

日本電産社長 永森重信氏の言葉
(永森氏は創業者で、小型モーター製造から初め、現在では連結6,823億円 (2012年3月期)の会社に)
「病は気からと言うが、企業もおかしくなるのは社員の心や経営者の心情からだ。
まず心を治さないと会社はよくならない。企業再建で感じるのは社員の心が病んでいることだ。
社員の心が病むのは経営者に問題があるからだ。
経営者に問題があると、社員の士気はどんどん落ち、品質やサービスの質が低下する。
経営者への不満と不安の繰り返しで業績はさらに落ちて行く。
社員がやる気をなくすと、出勤率が低下し、整理・整頓・清掃・清潔・作法・しつけの6Sが悪化していく。
企業の再生に必要なのは従業員数の削減や事業をやめることではなく、
社員の心を再生することだ。社員の能力差はせいぜい2〜3倍。
しかし、絶対にやってみせるという意識の差は100倍から1000倍の差がある。
社員の心を掴んで変えるのがトップの役割だ」

「早くて失敗が少ない」の実現
1.事前準備の徹底
2.誤りを素直に認める
3.微調整 計画が環境の変化などで微妙に狂いをみせる。この狂いを早めに見つけ、微調整を行う

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