固体剤の異物対策は、次の3つが基本です。
1)入れない
2)造らない
3)出さない
これについて紹介します。
異物を削減するには、現状を知る、常に異物の混入状況を把握することが改善に繋がります。
異物に関する試験方法は改善を目的としたデータが得られる方法にする必要があります。
そして、その結果をフィード・バックして、作業者自ら対策を考えることが大切です。
1)入れない
原料由来の異物を下げる。
・原料メーカーの製造中での異物混入を防ぐ。
・受け入れ試験で異物を確認する。
2)造らない
・製造段階で異物を除去する工程を加える。
・製造で異物を発見した場合には報告する。
・人からの混入を防ぐ
作業着/製造方法/作業環境
3)出さない
・全数選別の工程を入れる。
・除鉄器/金属探知機
・錠剤/カプセルの異物検査器
・顆粒の異物検査器
・人による選別
・ベルト選別機
・かき分け目視法
・インプロセス&QCでの異物試験をモニターとして活用する。
異物に対する、人の意識を高める
・異物苦情のフィード・バックを行う。
・インプロセス&QCの異物試験結果をフィード・バックする。
・作業者自ら異物低減について話し合う。
異物の試験方法
・QCの試験方法
・インプロセスにおける試験方法
・作業者が行う試験方法