映画「動脈列島」 一人ひとりがが品質保証を担う
当時、新幹線の騒音が社会問題になっている時にそれを取り上げた映画です。
名古屋地区の騒音が大きな問題になっていました。
主人公の近藤正臣は新幹線の騒音で苦しんでいる人を何とか助けたいと思い、陳情しますが取り扱って貰えません。
そこで、JR(当時国鉄)に名古屋の市街地を通る時は新幹線のスピードを落とさないと事故が起きると脅しのレターを出します。
JRは新幹線はスピードがいのちなので速度を下げません。
近藤正臣は実力行使に走ります。スピードを下げないと新幹線を止めると宣言し、実際に新幹線を止めてしまいました。
それでもJRはスピードを下げません。近藤正臣が宣告したことはことごとく成功し、警察は防ぐことが出来ませんでした。
それでもJRはスピードを下げません。ついに、*月*日の新幹線*号を大破させると宣言します。止めて欲しければスピードを下げるようにと。
JRはスピードを下げない判断をし、警察は東京から新大阪までの全線に300mごとに警察官を貼り付けました。
不審者が近づくのを防ぐために警察官を配備しました。
新聞記者が警察の責任者に、「これまで犯人のやることを防げなかったが、今回は防げるのか?」と尋ねました。
責任者は言いました。
映画は結局、一人を新幹線の線路の中に入れたことが本部の調べでわかり、ヘリコプターで留めることができました。
品質トラブルはどこで起きるかわかりません。起きた個所の担当者がしっかりしていると防ぐことができます。
しっかりしている担当者をどれだけ多くするかが、強い現場と言えるのではないでしょうか。