武雄山関との出会い
毎年2月末に、家のそばに武蔵川部屋が始まります。そして、小学校に慰問もしてくださいます。「おすもうさんに抱っこしてもらえたら元気になれる」という言い伝えからYoshiは毎年抱きあげてもらいました。そして、上京して闘病を始めたとき、何度も何度も病室に来てくださいました。独特の椿油のにおい。病棟中に広がり、みんなにうらやましがってもらいました。ガンダムのおもちゃや手形の色紙。浴衣生地。たくさんのものを持ってきてくださいました。大阪へ帰ってからも大阪へこられるたびに仏前のYOSHIに会うために家を訪ねてくださいます。YOSHIのいない卒業式にも出席してくださいました。
臍帯血移植前に、最後の大阪へ外泊。病院へ帰る日に小学校へみんなに会いに行きました。4年生全員が運動場で嘉朗に触りまくり抱き合い、「待ってるから」という言葉をいっぱいいただきました。その日は、偶然にも武雄山が慰問に来ておられて抱きかかえてもらいました。みんなの素敵な笑顔の写真がいっぱいあります。