テーマパークと嘉朗

 ディズニーランドやUSJが大好きな嘉朗。始めて行ったディズニーランドでは大はしゃぎ。身長制限があって乗れないもあったけど、マスクをつけているのが目立つのか、キャラクターが次々によってきてくれます。オフィシャルホテルでは「次にくるときは最高の部屋を用意しているので病気に打ち勝ってください」とお手紙をもらいましたディズニーランドやUSJが大好きな嘉朗。始めて行ったディズニーランドでは大はしゃぎ。身長制限があって乗れないもあったけど、マスクをつけているのが目立つのか、キャラクターが次々によってきてくれます。オフィシャルホテルでは「次にくるときは最高の部屋を用意しているので病気に打ち勝って泊まりに来てください」とお手紙をもらいました。

 闘病中も移植前は外泊の許可が出るとディズニーランドに行っていました。何かあるといけないので、近くにあるJ大学U病院あての紹介状をかばんに忍ばせて・・・。嘉朗の笑顔が見れるなら駅の階段も車椅子ごと抱えて移動しました。そんなことひとつも苦労だと思わなかったです。平日なのでどのアトラクションもすいていて、嘉朗は車椅子にマスク姿。クルーの方には覚えていてくださる方もいて何度も何度も並ぶ嘉朗に笑顔をプレゼントしてくださいました。

USJは病院の帰りにちょこっと寄ったりという距離にあったのでよく行きました。免疫を高める点滴(γグロブリン)をしたあとにも行ったこともありました。やっぱり身長制限にひっかかり、帽子の下にタオルを靴の下敷きにティッシュを引いたりして乗りました。車椅子にマスク姿の嘉朗。目立つのも仕方ありません。でもそのおかげで、嘉朗が得たものはもっともっと大きいものです。運動会の代休、創立記念には必ず行っていました。姉と嘉朗で何度も何度も並び、私は匡将とお散歩です。匡将はキャラクターのしっぽを引っ張っては怒られていました。姉も嘉朗もキャラクターが怖かったのに匡将は平気です。

怖いもの知らずです。

大好きな吉本新喜劇も観にいきました。車椅子用の座席は特等席でした。エレベーターがなかった当時、舞台裏を通り座製に案内してもらいました。めったに見れない舞台裏に目を輝かしていた嘉朗です。大笑いする声、大笑いする笑顔。病気だとは思えないぐらいに何もかもに必死に取り組み習得していました。嘉朗の笑顔と笑い声は私の元気の源でした。

 

 

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