マンガで身に付くアドラー明日を変える心理学
1)優越感と劣等感
劣等感を感じるかどうかは、個人の主観的な意味合いが強い、必ずしも客観的な事実に即しているとは限らない。
劣等感を優越感で補おうとしていること。劣等感と優越感は表裏一体。
アドラー心理学は劣等感や優越感にとらわれる次元からの脱却を提唱している。
全ての人は唯一で独自でありながら対等で、尊重されるべき存在である。
2)ライフタスクには3つ「仕事」「交友」「愛」
それぞれのライフタスクへの取り組みの度合いは人によって異なっている。
取り組みには、「有益な側面」と「無益な側面」がある。有益な側面とは、適切な行動、高い共同体感覚、勇気、挑戦する力など。
一方、無益な側面は、低い共同体感覚、勇気の減少、劣等感や優越感へのとらわれなどによる消極的な対処、受動的な態度など。
ライフタスクに直面して行く時に、無益な側面ではなく有益な側面に向かうことを奨励している。
3)課題の分離
「自分の課題」と思いこんでいることが、実は「別の人の課題」である場合が多い。
「人と自分の課題を区別する勇気」が大切である。
課題には@自分の課題、A相手の課題、B自分と相手の共同の課題の3パターンがある。
4)家族会議
お互いが意見を述べ、それを互いに尊重しながら、丁寧に話し合いをして合意に達していく話し合いが大切である。
関係者全員が参加することが重要である。
5)意味づけ
それぞれの状況をどのように意味づけするか。同じことでも人によって意味づけが変わる。
その自分がした意味づけで自分が苦しんでいる場合がある。
「本当のところ、自分は自分のことをどう思っているか」を自問することが重要になる。
つまり自分は「ダメだ」と意味づけしていると、それによって全てをそのように見てしまう。
6)ライフスタイル
アドラー心理学では人それぞれ違うライフスタイルをじっくり見つめ直し、必要なら適切なものに「変わる勇気」を勧めている。
7)不完全である勇気
完全さよりも行動が重要になる。
どれほど一生懸命にやったとしても人間は不完全であり、至らないことがたくさんあると認識することが重要である。
8)共同体感覚
自他ともに幸せになる。アドラー心理学が期待しているのは、
勇気を持つこと、自分で決めること、責任を持つこと、協力すること、人を大切にすること、人の役にたつことなどを通して幸せを築くこと。
感想;
先ずは今の自分を受け入れて、それでいいんだと思うことなのでしょう。
そして、こんな自分も愛すべき対象なんだと。
そこから、周りの人のためにできることを一つでもやっていくことなのだと思います。
私は、駅のホームや階段、車内に空き缶があったら拾ってゴミ箱にいれることをやっています。
もう20年くらいやっているでしょうか。JR東も昔に比べ、空き缶の放置はかなり減って来ました。
始めた理由は、当時視覚障がい者の方と接していて、空き缶があるとわからないので危ないとのことを聞いたからです。
混雑していると足元が見えませんから、皆に危ないと思います。
自分にできること、小さいですが、空き缶拾ってゴミ箱に捨てると、こころが気持ち良くなります。