先輩/職場仲間と合わない時に 本「困った時のアドラー心理学」で先輩をどう見るか
新人で配属された先輩と合わなくて会社まで辞めたくなった相談のケースについて
会社に限らず、人が集まる場所には様々な方がおられます。
相性の悪い人とかかわりを持たないといけないのは辛いです。
特に最初に配属されたところの上司や仕事を教えてもらう人が合わない人だと大変です。
運不運がありますね。特に、怒る人と仕事でかかわりを持つことは辛いです。
本「困った時のアドラー心理学」に、
”怒るということは相手とのコミュニケーションを絶つことだ。また、怒りやすい人は自信がない人だ。”
ともありました。しかし、そう思っても気持は萎縮しますし、避けたい気持が大きくなります。
勇気を持って相談すると、案外上司が分かってくれる人で上手く行く場合もあります。
大切なことは一人で悩まないことだと思います。
一人で悩むとどんどん不安が膨らんだり、自分でより辛くさせてしまいます。
その結果何の解決方法もなく八方塞のように感じてしまいます。
「仏教は心の科学」スマナサーラ 著(NHKテレビ「こころの時代」出演)に、
車の運転とこころの管理のことが書かれていました。
”車は身体で運転技術が心の管理”である。
どこかに行こうと思うと、車があっても運転技術がないと事故を起こしやすくなる。
それと同じで自由に動ける身体があっても、身体を動かす技術、
つまり自分の心の管理ができないと何も出来ない。
良い車(よい身体)があっても、それの整備が日ごろから行っているか、
そして運転する技術を磨いているか。仏教では心の管理技術を磨くのを精進と言うとありました。
精進と言う言葉は精進料理から良く聞いていたが、心の管理技術を磨くことと初めて知りました。
辞書で調べると下記の意味がありました。
(1) 一心に仏道を修行すること.
(2) 肉食を避け菜食すること.
(3) 一心に打ち込むこと.
(4) 身を清め,行ないを慎むこと.
多分仏道を修行することで心の管理が出来るようになるのでしょう。
本にも、仏教はキリスト教やイスラム教のように信じることから始まるものではなく、
考え方であり、心の科学であり、それを学ぶ、身につけることだとありました。
指導者の先輩から「何度も言わせるな、自分で考えろ」と言われると萎縮してしまいます。
そうすると質問ができなくなってしまいます。
上司の主任に相談したら「そんなことは大したことではない、気合が入っていない」と言われる場合もあります。
どうするか?
1)職場の信頼できる人に相談する。
⇒主任に相談して取り合ってもらえなかった時、さらに上の上司の課長に相談できるか。
2)会社の相談システム(外部)あるいは産業医に相談する。
⇒多くの場合は、会社には相談内容は伝わらない仕組みになっている。
3)開き直る
⇒開き直られると、一番困るのは上司の課長であり主任です。
課長はさらに上から指導ができていないと言われます。
この開き直るができるとよいのです。開き直って自分のできることを精一杯やっていれば良いと思います。
繰返しになりますが、一人で悩まないことです。