アドラー心理学に関心を持って数冊本を読んでいます。
「アドラー博士が教える 子どもを伸ばすほめ方ダメにするほめ方」 星 一郎著
紹介します。
子どもを伸ばすほめ方ダメにするほめ方
1)人格でなく行動をほめる
2)結果よりも努力をほめる
3)他人と比較せず、その子の成長をほめる
4)お母さん自身の気持ちを言う
5)なるべく具体的にほめる
ほめるにもほめ方があるのだと知りました。
4)などはあなたは***というより、私は***と思ったと気持ちを伝えることが大切なのだと。
以下の言葉も心に響いてきました。
1)叱って言うことを聞かせていると力の強い人に従う子になる
2)自分が決めたこと考えたことが自信になる
3)どうしてできないののセリフが出来ない子を作る
4)いつも!また!を繰り返すとその行動はますます繰り返される
5)自信をつける4つの方法がんばれよりがんばったね
6)結果より努力を認められたほうがやる気になる
7)できない部分よりできた部分に注目する
8)他の子や兄弟と比較するのをやめる
9)成功ではなく失敗したときこそほめる
10)失敗を恐れて世話しすぎると自分の行動に自信が持てない子になる
11)自己肯定感が低い子どもは打たれ弱い心が折れやすい
自信を付ける方法
1)よいこと日記をつける
2)自分にごほうびをあげる
3)うまくやっている自分を演じる
4)自分の行動をリフレーミング(見方を変える、1つしかできなかったではなく1つできたなど)する
自己肯定感が育っていないと
1)足りない自分を補う ⇒ 一所懸命仲間に合わせる
2)甲羅作戦⇒少しでもつつかれると首を引っ込めてします
(甲羅作戦には好きなことを注目する)
3)相手を攻撃する(攻撃的な子には攻撃で返さない)
自己肯定感のあるなしの違い
1)生きていく土台がある ⇔ 自分の中に土台がない
2)肯定的な見方をする ⇔ 否定的な見方をする
3)他人と協力できる ⇔ 上下・支配関係しかできない
4)自分の居場所を作れる ⇔ いつも孤立しがち
5)この自分でいいいと思える ⇔ こんな自分でいいのかと不安
アドラー式ほめ方
1)自分を信じる力
2)他人を信じる力
3)自分で考える力
4)行動する力
5)失敗を恐れずに挑戦する力
6)失敗から学ぶ力
7)貢献する力
感想;
子どもを伸ばすほめ方ダメにするほめ方のタイトルでしたが、まさに自分の生き方を考える本でもありました。子どもにかける言葉を自分に投げかけたいと思いました。
こころは自分で何とで出来るものでありながら、それが出来ずに苦しんでいます。
少しでも、それが出来るようになると幸せに、その前に生きるのが楽になるように思います。
なかなかできないですが、
周りを気にするより、自分のできることを一つ一つ、一歩一歩小さいことでも行動し積み重ねて行く。そして振り返ると昔の状況から少しこころを自分のものにできたかなと思うのではないでしょうか。