メイク・ア・ウィッシュの方との出逢い

 「難病の子供の夢をかなえてくれる」メイク・ア・ウィッシュ。地元の病院にはポスターが張ってあって主治医ががすすめすのが普通でした。けれど、入院先の先生方は誰もご存じなくびっくりしました。

地元の主治医の進めもあり申し込み、嘉朗もウィッシュ児に選んでいただけました。知り合いのいない東京でボランティアさんが来てくださるのを心待ちにしていた私たち親子。

ここでもまた神様のいたずらか、メイク・ア・ウィッシュの方の計らいか、お二人のうちのお一人が関西出身の方でした。もうお一人は嘉朗の大好きな若いお姉さん。そのお二人が嘉朗担当になってくださいました。

嘉朗の夢は何かなぁと一生懸命に考えていました。沖縄に行きたい、吉本新喜劇の人に会いたい、本場のディズニーランドの行きたい。詩集を出したい。ガンダムに乗りたい・・・。いつも目をきらきら輝かせて話してくれます。でも・・・主治医がなかなか事務局へお返事を出してくださらなかったので、初めてお会いできたのがなんと無菌室に入る5月11日になってしまったのです。

 夢をかなえてもらうには、臍帯血移植を克服するしかない!!!二人で乗り越えようと誓ったのです。それから2年間、お誕生日に、クリスマスにとプレゼントをかかえてきてくださったのです。

メイク・ア・ウィッシュの方には嘉朗がいなくなってしまってからも大変お世話になり、

今でもなお、講演会でも嘉朗の話をしてくださいます。そしてバザーで今でも嘉朗のグッズを販売してくださっています。また、新たなメイク・ア・ウィッシュチャイルドのお子さんに嘉朗の鈴を渡してくださっています。