本の紹介&感想

「キミが働く理由(わけ)」 福島正伸著 "何のために働くか”

1)毎日仕事をしながら、感動して泣くことが私の目標です。あまり格好いい話ではないのですけれどもね。
そういうふうに生きられたら、一番幸せではないかなと思っています。
2)一年間で、私は180人にお会いしました。人生というか、生き方というか、せべてがそこで決まったといってもいいのです。
3)やると決めて前向きに物事を考えるようにしたら、まわりの人の中傷や批判がアドバイスにしか聞こえなくなってしまったのです。
やめないですから、私に何を言おうがアドバイスでしかないのです。
4)やると決めたら、どうしたら実現できるかだけを考えればいいのです。それ以外のことを考えても、無意味です。
5)日本では、多くの人が他人と比較して幸せか不幸かを決めているのです。
6)自分の人生は自分でつくって、自分がどう考えるかでどんなときにも幸せになれるし、どんなことも可能になる。
そういう考え方を、「自立型の姿勢」と呼んでいます。
7)私には夢がありませんでした。夢がなくて、何がしたいのかがずっとわからなかったときに、夢を教えてくれた人がいたのです。
8)お父さんが、「今日も仕事が楽しかったな。明日、仕事に行けると思うと、興奮しちゃうな」と言うと、子供さんは勉強し始めるのです。
9)仕事というのは、そこにどういう意味があるのか、何のためにやっているかということを忘れるのでその原因を探すということです。
人のせいにするのは簡単ですが、人のせいにしていると、改善できないことが増えていくのです。
10)何のために働くのか。何のために生きているのか。それを思い出す習慣をつける。それが大切です。
11)朝起きて人を励ますと、自分が元気になります。朝会社に行ったら、まず元気のない人を探しましょう。そして、その人を励ますのです。
12)大事なことは、自、本当に求められていることとは、違うことがあります。本当に望んでりうことに焦点を当てると、世の中は、一気に働いていくのです。
13)あきらめることは、自分にしかできません。自分があきらめた瞬間が終わりです。あきらめない限り、人生には成功しかないのです。
14)まず「相手のために何ができるか」から考えていく。そうすると、相手との関係がとてもよくなります。そうやって信頼関係が生まれるのです。
15)家庭や職場でこそ、見本になりましょう。
16)難病で苦しいであろう、その子が笑顔だったのです。「こんなにつらいのに、どうして笑顔でいられるの」と聞いたら、お母さんのためだと教えてくれました。
17)最初は就職に失敗しても、人生に成功する人が多いのです。
18)何をしていいかわからない人は、何をしてもいいのです。
19)自分らしく働けるか、働く場に自分の存在価値を感じられるのか。その2つが、若者が心から望んで働くためのキーワードになります。
20)世の中の価値観は、ドンドン変わります。ですから、大事な価値観というものは、自分の中になければならないのです。
21)世の中がこうだと言っていることとごくつまらなくなってしまうのです。
22)悩んだときはどうしたらいいかといったら、私は人に会うことだと思います。特に自分が目指している人に会うことです。
23)働くということは、自分の存在証明だと私は思います。それは、他人との関係の中でできてくると思います。
24)仕事については、能力よりも適性が優先し、適性よりも好き嫌いが優先すると思います。
25)人を変えようとするよりも、そばで輝いて生きるほうが、いいのです。

黒川温泉
 今はNo1の温泉郷ですが、昔はお客様が来ない所でした。お互いの温泉旅館が競争して看板をたくさん立て景観を損ねていました。
 ある旅館の主人が洞窟の露天風呂を作り、話題になりました。
 そこで他の旅館も露天風呂を作りましたが、どうしても2つの旅館がスペースがなく露天風呂を作れません。
 そこで、共通の露天風呂手形(3か所の旅館の露天風呂に入れる)を売り出しました。
 そして、競合を止め、協力し合う関係になり、看板を撤去しました。
 ある時、駐車場についたら、旅館の従業員の方が、どこの旅館ですかと尋ね、そこまで案内と荷物を持ってくれました。
 旅館に着くと、その人は立ち去りました。旅館の人に尋ねたら隣の旅館の従業員だったそうです。

チームを信頼する
 F1ドライバーの中野信治さんがガソリンタンクの蓋が不完全だったために走行中に火災に遭い、何とか助かりましたが、
 手の皮が剥がれてしまうほどの酷い火傷を負いました。その後しばらく痛みで苦しんだそうです。
 チームに復帰した時、「次のレースは、このメンバーで絶対勝とう」と言いました。
 その一言がきっかけで、次のレースからそのチームは素晴らしい成績を上げ続けたそうです。
 中野信治さんは「人を信じることができなければ、チームはできない。私は人を人事切って、メカニックがつくった車に命を乗せて走る」と。

すべての人に生まれた理由がある
 難病の子は鉄パイプのようなものに包まれてベットに横たわっていました。その子が笑顔でした。お母さんのために笑顔でいると言うのです。
 お母さんが自分を見ていつも泣いてばかりいるからです。彼女はそういうお母さんを見るのがとてもつらかったのです。
その子は、お母さんが悲しんでいるので、お母さんを思ってお話を創って伝えました。下記のサイトのYouTubeを。
https://www.youtube.com/watch?v=2OLsdTdHm6s  「強い子」検索 でも出て来ます。
生まれる前に神様からどんなところに生まれたいかと尋ねられます。その時、神様の後ろに重い障害というのがありました。神様は言いました。
「これは“強い子”でないと選べないのだよ」。その子は「私が強い子です」と神様に言い、それを選びました。
生まれた環境、持って生まれた資質は、この世で何かを学ぶ、あるいは何かをするために与えられていると思うと、
出来ないことを見るのではなく、今できることを考え一つでも行動することなのかもしれません。


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