本の紹介&感想

「愛があるなら叱りなさい」 井村雅代著 ”叱り方にも工夫が必要”

叱るのは「その場で即」が大原則
 過去のことを持ちだしたりしない。今起きたことに限定して叱る。

叱る時は全員の前で筋を通す。
 チームを相手にしている場合は、よほどのことがない限り、みんながいるところで、しかも全員にはっきろと聞こえるように叱る。
 同じミスを犯したAとBという二人の選手に対して矛盾すようなことを言ったら、彼女たちは混乱し、私に対する信頼も失くしてしまいかねない。

性格に合わせて、叱り方にも強弱がいる
 叱っていい人とほめたほうがいい人という色分けは、いっさいしていない。それも大切な鉄則。
 その鉄則を破ったら、メンバー一人ひとりの間に不信感が広まり、チームはたちまち統一を保てなくなってしまう。
 叱り方にはある程度、個々の性格を考慮して「さじ加減」をしている。

強い心、感動する心を育てたい。

心をひとつにするために。
 過去の成功にしがみつかず、新しい何かに挑戦する。レベルは中間でなく、トップに合わせる。

人の上に立つからには。
 自分がわからないことははっきりとわからないと言って次回までに調べる。苦しい時は一緒にいてあげる。

感想;
上達させたい。一人ひとりへの愛情を感じました。それがあるから、また選手もそれを感じるから付いて行くのでしょう。
叱られても泣かないようになるのだそうです。泣くと体力を消耗するだけと意識して行ったそうです。
泣くなら、そのエネルギーを練習に費やそうとするのだそうです。


戻る