本の紹介&感想

「もっと時間があったなら! 時間をとり戻す6つの方法」 シュテファン・クライン著


「もっと時間があったなら! 時間をとり戻す6つの方法」  シュテファン・クライン著
時間が足りない、忙しいという人は、やること/やりたいことをたくさん持っている人である。

ライオンは再び空腹になるまで日向ぼっこしていられる。ところがホモサピエンスにはいくらでも要求がある。
つねに何か探しており、それにはすべて時間が必要だ。
だから自由な時間ができても、空気が真空を満たすように、たちまち埋まってしまうのだ。
ロベルト・ムージルの本の中に、「すべてのことをするだけの時間がないのではと、誰もが恐れていた。
時間があるというのは、取りもなおさずすべてのことをする時間はないという意味だとも知らずに」

何かを始めるときはその前の、一週間、毎日自分にこう問いかけてみよう。
私は絶対にそれをしなければならないだろうか?もしやらないでおいたらどうなるだろうか?正直に考えてみよう。
せわしさを生みだしている原因の多くが実は自分にあることに気づいて、あなたはびっくりするにちがいない。

問題は時間が足りないことではなく、時間の扱い方がよく分からないことにある。
今日のようにめまぐるしく変化し、多くの選択肢がある社会では、そこここで時間を節約することはあまり重要でない。
それよりずっと大事なのは、選択することだ。
自分が何をしたいのかを知り、それに従って行動する。
これまでのように、もっと時間を手に入れて有効に使おうなどと思わないことだ。
ストレスになるかどうかは、時間のあるなしではなく、時間をコントロールできるかどうかで決まる。

時間をとり戻す6つの方法
1.時間の主導権を握る
2.自分の体内時計を知る
3.余暇をつくり出す
4.感覚をとぎすます
5.集中する訓練
6.本当の優先順位は?


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