本の紹介&感想

統一教会関連の本 3冊

1)「愛が偽りに終わるとき」 山崎浩子著
   統一教会に入ったこと、脱退したこと
2)「我らの不快な隣人−統一教会から救出されたある女性信者の悲劇−」 米本和弘著書
   脱洗脳が上手く行き時と行かない時、韓国で暮らす女性それぞれの人生 
3)「Nの肖像 − 統一教会で過ごした日々の記憶−」  仲正 昌樹
   統一教会に入会し、ドイツにも派遣され、韓国での集団結婚式にも出たが疑問に思い脱退した金沢大学の教授

統一教会に入信し、集団結婚式を挙げ韓国に住む日本女性は多いそうです。
韓国に住んでいる女性の半分は統一教会の信者だそうです。
それは、韓国の農村では嫁の来てがないため統一教会に入ると嫁が貰えるということで、
入信している韓国の農村の男性が多い(入信基準が低いと?)ためだそうです。

山崎浩子さんはつぼを買ったことから友達に誘われて入信したのですが、
記者会見ではつぼを買ったことは話さないように言われたそうです。
つぼを買う、不安を与える方法と山崎さん自身、不安を抱えていた状態だったそうです。

マインドコントロールとい言葉が当時話題になりましたが、

マインドコントロールを解くやり方の問題もあり、
その後の人生にやりがいを持てなくなった方もいるようです。
一方、韓国の農村に嫁いで、夫が働きもせずお酒ばかり飲んでいる男性と結婚し、
非常に苦労した女性もいます。ただ、その苦労が神様が与えてくださった試練だと思い、
一生懸命働き、男性の母親にも気に入られ(出来が悪い息子でもやはり可愛いので)、
子どもを育てた女性も多いようです。

マインドコントロールを解かれやる気をなくした女性、過酷な生活の中でもやってきた女性
どちらが幸せなのだろうと考えてしまいました。
言えることは、今の環境で気持ちをどうもって生きるかによって変るのだと思います。

もう一つ感じたのは、統一教会の仲間がとても優しく、仲間意識が強いことです。
有名な大学には原理研究会(統一教会の学生組織)があり、
友達ができない学生を優しく誘ってくれます。いろいろと世話もしてくれます。

私の高校時代の友達の弟もまさしく同じケースでした
その時は話を友達から聞いて、ひょっとして統一教会かもしれないと思い、
電話をしたら、言われているとおり本人を出さなかったので友達に話し、
両親がすぐに引き取りに行きました。まだ深い信仰前だったので。
やはり統一教会でした。知ると知らないでは大きな違いがあります。

この”あなたのことを思っているよ”のメッセージが、今まで受けることが乏しかった学生は入りやすいようです。
それは大人でも同じようです。つまり仲間意識を持たせてくれるのです。
ボランティアでも続けられるかどうかは、この仲間意識を持たせてくれるかによるようです。
よくないことをやっていても、この仲間から出ることができないために、
自分に理由をつけて、多宝塔を売っているのは一部の人がやっているだけだとか、
あるいはお金を出させてあげることが、その人にとってもよいのだとか納得させていたそうです。

石山本願寺を織田信長が攻めましたがとてもてこずりました
信者は命を捨てる気持ちで闘ってきます。
武士は手柄をたてるために闘うので命が惜しいです。
死を恐れない人ほど恐い人はいません。

やくざが恐いのは命を捨ててもよいと思う相手と謝金が莫大な場合です。
やくざもつまらいことで人を傷つけて刑務所には入りたくありません。
細木和子さんも不渡りがやくざに回って苦労したそうですが、
借金が多いので、やくざがキャバレーを細木さんに再度経営させたそうです。

気持ちをどう持つか、気持ちはコントロールできないから仕方はないはと思うか、
気持ちを少しでも自分を幸せになるようにコントロールするか、出発点は僅かな差のように思います。
見方を変えると、自分が気持ちをどう持つかに対して宗教は気持ちの持ち方を与えてくれているのでしょう。

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