本の紹介&感想

「なぜかミスをしない人の思考法」 中尾政之著 ”過去の失敗事例を頭に入れる”

・似ている失敗例を頭に入れておけば、7割のミスは事前に防げる。
・「いい情報」より「悪い情報」をいち早く伝えるようにする。
・「ミスは自分の責任」と考えると、対策を即座に考えられる。
・ミスの主な原因は、「無知」、「無視」と「過信」
・ミスは隠そうとするほど、自分が痛い目に遭う。
・ミスの原因には、個人レベル、組織レベルなどの段階がある。
・小さなトラブルや軽い事故の背景には、大きな問題が潜んでいる。
・ワンマンプレーは、ルールの無視を意味する。
・1件のクレームにも全力で対応する。
・「普段と違う点」はミスが発生しやすいので、気を配っておく。
・「危ない」と思うことがあったら、必ず文書の形で記録に残す。
・リーダーがミス防止に強い関心をもっているだけで3分の2の失敗は消える。
・ミスをした場合、次の行動が試される。犠牲すら覚悟する徹底的な対策が必要。
・「甘い見積もり」は大きなミスにつながる。
・プライドやこれまでのコストが邪魔して、ミスをミスと認めない場合がある。
・大きな仕事には次の3つのシナリオを準備でておくと安全である。
@あるべきシナリオ(希望的観測が入ったシナリオ)
Aこうなるシナリオ(楽観も悲観もしないきわめて現実的なシナリオ)
Bありうるシナリオ(最悪の事態を想定したシナリオ)
・常識は8割は正しい。しかし、残りの2割は間違いであることを忘れない。
・「仮説」⇒「検証」を頻繁に行うことで、凝り固まった常識を打破できる。
・イチかバチかの選択をするときには、最悪の場合の保険をかけておく。
・天才的なアイデアは、偶然起きた失敗から生まれることが多い。
・ミスをすぐ捨ててしまわず、分析や検証を加え、ミス自体を活用する方法を考える。
・本田宗一郎は、挑戦した結果の失敗を積極的に評価した。
・「マニュアルは常に守られるとは限らない」という立場で考えたほうがいい。
・安易に成功例をなぞろうとしても、失敗に終わることが多い。
・「いい人」は「どうでもいい人」であり、「お人よし」とは「単なる無知」である。
・ひとつのミスも、複数の視点から検証することで思わぬ成功が生まれる。
・「当事者意識」「使命感」が、失敗をリカバリーする最強のモチベーションになる。
・ミスをしても、「いつかリベンジしてやる」という姿勢をもつ。

成功をつかむことが失敗学の最終目的
「失敗を予測・回避し、それを成功のために
活かす人はどのような行動規範をもっているか」
「おごるな、隠すな、我が身を正せ」

ミスをしない人とは、
「失敗に動じることなく、正直に事態を分析し、ことが大きくなる前に次の一手を打つような人」

感想;
失敗を次に生かすことがとても重要のだと思います。
歴史から学ぶ。過去の失敗の事例をたくさん知っておくことが失敗を少なくする秘訣の一つのようです。


戻る